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御殿場プレミアム・アウトレット 第4期増設は4月16日オープン 

2020.01.20 14:28

店舗面積6万㎡超の「ショッピングリゾート」に
 三菱地所・サイモン(東京都千代田区)は、運営する「御殿場プレミアム・アウトレット」(静岡県御殿場市)の第4期増設エリアを4月16日にオープンすると発表した。
 「御殿場プレミアム・アウトレット」は日本国内初の「プレミアム・アウトレット」として、富士山の麓に2000年7月に開業。19年間で1億7000万人以上が訪れたという。
 開業20年の節目の年に、約12年ぶりに実施する第4期増設では、新設エリアの開業に加え、施設全体の魅力を底上げするよう滞在性と快適性を強化。同時に、既存エリアのリニューアルも行う。
 富士山ビューのスポットを設けた新設エリアは「Hill Side(ヒルサイド)」と命名し、店舗面積約1万7000㎡に、アウトレット日本初出店13店舗(物販のみ)を含む物販72店舗、飲食16店舗(既存店舗の移転22店舗含む)計88店舗がオープン。既存エリアとあわせて、全体で店舗面積約6万1000㎡となる
 「ヒルサイド」には、物販では、ラグジュアリーブランドを中心に、カジュアルファッションやファミリーでも楽しめるブランドが出店。さらに飲食店では、フードエリアを形成したほか、6店舗を集積した「ITADAKI TERRACE(いただきテラス)」と称したフードホールを新設する。
 また約2000台分の駐車場を新設し、合計約7000台へと増強。さらに、メリーゴーラウンドなどを備えたプレイグラウンド(有料)や、増加するインバウンド来場にも対応した団体観光バスターミナルを設置。既存エリアと「ヒルサイド」を結ぶ2カ所に橋も新設する。なお、既存エリアのリニューアルは、2020年夏の20周年を目処に順次オープン予定。
 昨年12月には、小田急グループにより、客室の半数以上で富士山ビューを楽しめる「HOTEL CLAD」と、絶景を眺める露天風呂などが完備された日帰り温泉施設「木の花の湯」が開業。ショッピングだけでない、「アウトレットの新たな楽しみ方」を提案しようと滞在の機能を拡充した。
 三菱地所・サイモンでは、アウトレットの枠を超え、「日本を代表する唯一無二のショッピングリゾート」へとアップグレードし、エリアの広域観光拠点となる施設を目指すとしている。




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