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三菱商事都市開発 神戸で物流施設開発 小型物流施設の全国展開も視野

2020.01.20 14:30

 三菱商事都市開発(東京都千代田区)が、兵庫県神戸市須磨区にて物流施設開発用地を取得した。
 同社の物流施設開発において、関西での初めてのプロジェクトとなる。同社ではこれまで首都圏を中心に大中規模マルチタイプ型物流倉庫を多数開発したが、今後は全国主要都市において、延床面積が5000坪程度のBTS型小規模物流施設開発にも取り組む計画。
 今回の計画地は、関西主要都市(神戸・大阪・京都)を東西に繋ぐ阪神高速道路と、神戸・淡路島・四国を南北に繋ぐ神戸淡路鳴門自動車道が交差する「布施畑」ICから約1・0kmに所在する。関西の主要商業地である「三宮」駅へ約20分、「大阪」駅へ約1時間で配送が可能な物流適地に位置する。また、最寄り駅の神戸市営地下鉄西神・山手線「総合運動公園」駅より徒歩圏内かつ豊富な周辺人口を抱える、雇用確保にも優位性が期待できる立地である。計画ではこの用地に、敷地面積6833㎡、延床面積約1万3665㎡の物流施設を建設する。竣工時期は2022年冬を予定している。
 同社は今後も、三菱商事グループで長年培った物流施設の開発・運営ノウハウ、また同グループが持つ情報力を最大限駆使し、テナントや投資家のニーズに沿った優良な物流施設を収益不動産市場に提供すべく、継続して開発事業を行うとしている。




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