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WOOC「ビズコンフォート」東北エリア初進出 立地する商店街の活性化にも期待
2020.01.20 14:35
レンタルオフィスとコワーキングスペース事業を行うWOOC(東京都品川区)は2月3日、コワーキングスペース「BIZcomfort(ビズコンフォート)仙台一番町」をオープンする。同社初の東北エリアへの出店となる。
53拠点目となる同社の東北エリア初拠点、「ビズコンフォート仙台一番町」は、仙台市中心部の「サンモール一番町商店街」に誕生する。ビルの空きフロアを再生したコワーキングスペースで、施設内にはレンタルオフィス「BIZcircle(ビスサークル)仙台一番町」も設置し、企業のサテライトオフィスとしてのニーズにも応える。
施設のコンセプトは「杜の都、仙台」。内装はグリーンをベースカラーとし、森をイメージした。また、ガラス装飾などにも木々のモチーフが入る。コンシェルジュが利用者のサポートを行い、来客時には案内やお茶出し、利用者の不在時には宅配物・書留書類の受け取りや転送サービスなども提供する。気軽に使えるコワーキングスペースから、個人事業主や起業を目指す人などのための個室型レンタルオフィスまで、目的に応じて幅広いプランから選ぶことができる。
Wi-Fiや複合機も完備され、パソコンひとつあればオフィスと変わらない環境で仕事が可能。そのため、住宅街や郊外に住む人々の通勤ラッシュによるストレスの緩和はもちろん、育児や介護などで通勤が難しいワーカーがテレワークして働く場所としても注目されている。
古くから地元に愛される「サンモール一番町商店街」は、2015年に仙台市営地下鉄東西線「青葉通一番町」駅が開業したこともあり、新たな街づくりが進んでいる。また仙台市は国家戦略特区の指定地域で、企業誘致や開業支援に力を入れている。
同社は、「ビズコンフォート仙台一番町」のオープンにより、商店街の更なる活性化と、仙台に住む人々の新しい働き方をサポートする。