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野村不動産 ダイキン工業の共創プラットフォーム「クレスネスト」に参画
2020.02.03 18:13
野村不動産ホールディングス(東京都新宿区)は、ダイキン工業(大阪市北区)が開設した共創プラットフォーム「CRESNECT(クレスネクト)」プロジェクトに参画する。東京都千代田区丸の内の会員型コワーキングスペース「point 0 marunouchi」で、IoT技術やAIソリューションを活用した、より生産性の高いワークスペースを実現するための実証実験を開始する。野村不動産はこれを通じて、「豊かなライフスタイル・ワークスタイルの実現」、「利便性、快適性、安心・安全に優れた多機能な街づくり」、「地球環境・地域社会の未来を見据えた街づくり」、「コミュニティ形成、良質な商品・サービスのグローバル展開」などの新たな付加価値の創造を目指し、デジタルトランスフォーメーションを推進する。
「クレスネクト」は、ダイキン工業が様々なパートナー企業と協業して、空気・空間にまつわる新たな価値やサービスを生み出していくため開設した共創プラットフォーム。第1弾プロジェクトである同施設は、「未来のオフィス空間」を実現していくための会員型コワーキングスペースである。
実際に人が働くオフィス空間を活用して、オフィスでの動線や仕事中の姿勢、アルコールも含めた飲食など、様々な要素が働く人に及ぼす効率性や創造性、健康への影響を収集・分析する。ワークスペースの利用者のフィードバック情報も活用し、効果を検証しながら空間コンテンツの高度化を図る。またこれらの空間コンテンツを通じて、働く人の快適性やウェルネスが重要な評価ポイントとなるオフィス空間の認証制度「WELL Building Standard」のコワーキングスペースでの国内初の獲得も目指す。