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三菱電機が開発 自動清掃や自動警備と連携 ビル内ダイナミックマップを用いたモビリティ・ビル設備連携制御技術
2020.02.10 15:03
三菱電機(東京都千代田区)は、ビル内ダイナミックマップを用いて、清掃・警備・配送・案内用サービスロボットや次世代型電動車椅子などのパーソナルモビリティの各種モビリティと、エレベーターや入退室管理システムといったビル設備を連携制御する技術を開発した。モビリティと人の効率的かつ安全なビル内縦横移動が可能になり、ビル管理の省力化と人とロボットが安心に共存する「スマートビル」の実現に貢献する。
この技術は、ビル内ダイナミックマップを用いて複数モビリティに移動ルートやタイミングを自動で指示し、最適な移動経路に誘導することを可能にする。また、各種モビリティの移動に合わせて、エレベーターや入退室管理システムといったビル設備を連携制御することで、モビリティの効率的な縦横移動を実現した。さらに、モビリティの位置やエレベーターの稼働状況を見える化することで、モビリティの故障発生時などにビル管理者の業務負荷を軽減する。
アニメーションライティング誘導システムとの連携により、モビリティのエレベーター乗降に合わせてエレベーターホール床面に案内表示を行うことができる。これにより、人に注意喚起することが可能。また、人が安全にすれ違えるようにモビリティが進む方向を、事前に床面へ表示することができる。