週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
イオンモールの「(仮称)八幡東田プロジェクト」アウトレットを核とした商業施設に
2020.02.26 21:45
イオンモール(千葉市美浜区)が福岡県北九州市八幡東区に出店する「(仮称)八幡東田プロジェクト」の概要が決定した。
プロジェクト全体の敷地面積は約27万㎡、延床面積約7万5000㎡、総賃貸面積約5万8500㎡。隣接する「イオンモール八幡東」との相乗効果も図れる地域創生型商業施設として、アウトレットモールとエンターテインメントを融合させた「THE OUTLETS」を、2022年春にオープンさせる予定。
計画地は北九州都市高速「枝光IC」、JR鹿児島本線「スペースワールド」駅に隣接し、車、電車、バスなど全ての交通アクセスが良好な立地。また周辺は世界遺産である「官営八幡製鐵所」、北九州市が運営する博物館等が立地しており、北九州市の観光拠点エリアの一つとなっている。
また、計画地内には北九州市の新科学館も移転する予定であり、周辺の博物館群や「官営八幡製鐵所」などの立地環境等を踏まえた施設づくりにより、「八幡東田地区」の拠点性強化の一助とする。同プロジェクトが北九州市における観光拠点施設として、新たな「ランドマーク」になることを目指す。北九州市内をはじめとする地域住民はもちろんのこと、国内外からの観光客も来店する施設を構築する。
北九州市は本州及びアジアの玄関口に位置し、県内では福岡市に次ぐ人口94・9万人を擁する。「次世代育成環境ランキング」8年連続1位を獲得している政令指定都市。また、OECD(経済開発協力機構)から「SDGs推進に向けた世界のモデル都市」に選定されるなど、九州における地位が確立されつつある。