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「クロスゲート金沢」商業テナントは34店舗に
2020.02.26 21:49
オリックス(東京都港区)は、「金沢」駅西口で開発中の複合施設「クロスゲート金沢」の商業施設エリアに入居する全34テナントを決定した。商業エリアは、本年夏のグランドオープンを目指す。
「クロスゲート金沢」は、2016年4月に金沢市が公募した「インターナショナルブランドホテル事業」として、JR「金沢」駅の西側に位置する7423㎡の土地を取得し複合施設を開発するプロジェクト。同施設は「ハイアット セントリック 金沢」、「ハイアット ハウス 金沢」の両ホテルと、分譲マンション「ザ・レジデンス金沢」、商業施設などで構成されている。施設名称には国内外から人・モノ・情報が集い、その交流を通じて新しい価値を創造していく「世界の交流拠点都市」を目指す金沢の玄関口として、地域の発展に貢献したいという思いが込められている。
商業施設エリアは1〜2階部分に位置し、約3124㎡の店舗面積を有する。「プレミアムフード&レストラン」をコンセプトに、地元店舗や金沢初進出、新業態など「金沢発」と「金沢初」が融合した34店舗を集めた。1階は、日常使いにも便利なフードマーケット、個性溢れるカフェとスイーツ専門店など14店舗が出店予定。2階は、金沢や東京の名店シェフの料理を楽しめるフードホールが登場するほか、北陸の山海の幸、能登牛、地酒など地元ならではの食材を堪能できる多彩なジャンルの20店舗が出店する。
地域住民がいつでも気軽に立ち寄れ、観光客も利用できるテナント構成とし、共用部分には金沢の伝統工芸「組子細工」をモチーフにしたデザインを取り入れ、伝統を感じる空間を提供する。