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阪急阪神不が「テレキューブ」導入 関西初、9日より4施設に

2020.03.16 12:04

 阪急阪神不動産(大阪市北区)とテレキューブサービス(東京都千代田区)は、個室型のスマートワークブース「テレキューブ」の導入を開始した。阪急阪神不動産が管理する「阪急ターミナルビル」、「新大阪阪急ビル」、「阪急西宮ガーデンズ」、「エビスタ西宮」の共用部に3月9日より順次導入される。なお、施設の共用部への「テレキューブ」導入は、関西で初めてとなる。
 阪急阪神不動産は、梅田や阪急・阪神沿線を中心に数多くの良好なオフィス空間を賃貸してきた。しかし、昨今の働き方改革の流れを受け、時間や場所にとらわれない柔軟な働き方が注目を集めている。そこで、外出時のすき間時間などに安心して働くことができる環境を提供する。働き方改革の流れを後押し、沿線の魅力をより高めるためにも、個室型スマートワークブース「テレキューブ」の導入を決定した。
 「テレキューブ」は、幅・奥行き共に1・2m、高さ約2・3mの電話ボックス型施設。施設内には電源コンセントやUSBコネクタが敷設されている。遮音性能も備わっていることから、プライバシーが確保され情報の漏えいリスクも少ない空間として好評だ。 
 利用方法も簡単で、事前に会員登録を行ったうえでスマートフォンから空き時間を予約。現地ではQRコードを読み取ればよく、予約がない場合は即時利用も可能だ。
 今後は利用状況を把握しながら沿線を中心に設置エリアを拡大する予定で、同社はより働きやすい環境づくりと、沿線の魅力の向上につなげていくとしている。




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