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常盤橋に小千谷の錦鯉が泳ぐ 「常盤橋プロジェクト」に産地・小千谷市のPRゾーン

2020.04.06 16:35

 開発中の「東京駅前常盤橋プロジェクト」の広場内に、錦鯉が泳ぐ池が設置される。鯉は新潟県小千谷市産で、三菱地所(東京都千代田区)と錦鯉発祥の地である小千谷市が先月25日付で合意した。
 「東京駅前常盤橋プロジェクト」では、開発期間中に企業や自治体との協働企画を順次実施。全国の様々な自治体と協働した取り組みを進めている。今回はその一環として、7000㎡の広場の一角に、約10年間限定の「小千谷市PRゾーン」を開設する。230㎡のゾーン内に錦鯉が泳ぐ70㎡の池を設置し、賑わいと憩いの空間を創出。観光客や周辺エリアのワーカー等に小千谷市の魅力を発信する。2021年夏頃には、錦鯉が優美に泳ぐ姿を目にすることができる。
 大規模広場では交流・体験イベントも企画。地元民間事業者などが首都圏で活躍できる仕掛けや、首都圏企業とのコミュニケーションプラットフォームの構築に寄与する。
 「東京駅前常盤橋プロジェクト」は、「東京」駅日本橋口前で三菱地所が進めている大規模再開発。約3・1haの敷地に、10年超の期間をかけて段階的に4棟のビルと7000㎡の広場開発を進める。2016年4月に既存ビルの解体がスタートし、2018年1月に高さ200m超のA棟(2021年6月末竣工予定)が着工。2023年には、高さ日本一となる約390mのB棟の新築工事着工を予定している。




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