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「日本中央土地建物グループ」発足 日本土地建物と中央不動産が経営統合
2020.04.06 16:49
日本土地建物(東京都千代田区)と中央不動産(東京都千代田区)が今月1日に経営統合し「中央日本土地建物グループ株式会社」が発足した。来年4月には事業別子会社の再編を予定しており、両者が持つリソースを統合することでシナジーの発揮を狙っていく。
日本土地建物(東京都千代田区)と中央不動産(東京都千代田区)が今月1日に経営統合。両社の共同持株会社である「中央日本土地建物グループ株式会社」が設立された。
両社は2019年3月の基本合意以降、10月に経営統合契約書の締結、12月の株主総会決議を経て、今回の設立に至った。来年4月には持株会社傘下各社を「都市開発・分譲・賃貸」、「仲介・鑑定・CRE戦略支援」、「ビル管理」などの事業別子会社に再編する予定。
今後はグループ内の営業・財務基盤の一体化により経営基盤を強化するとともに、未来を見据えた新たな挑戦や成長への投資にも積極的に取り組んでいく。新会社が掲げるスローガンは「未来を共創する。」で、日本土地建物、中央不動産に共通する企業姿勢である「共創」を通じて次代の街づくりを担っていくことになる。
新会社の代表取締役社長に就任した平松哲郎氏は今回の統合のシナジーについて「各事業の競争力強化とともに、お客様目線でのより適切なソリューション提供が可能になるものと考えています」と話す。「『未来を共創する』のコーポレートスローガンのもと、未来志向で、スピード感をもって、さまざまなフィールドで挑戦し、成長し続ける企業グループを目指していきます」と新会社の舵を握る抱負を述べた。