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三菱地所/泉パークタウンサービス 「泉パークタウンのまちづくり」が日本不動産学会業績賞を受賞
2013.11.18 17:26
三菱地所(東京都千代田区)および泉パークタウンサービス(仙台市泉区)が宮城県仙台市で昭和49年にまち開きをした「泉パークタウンのまちづくり」が、日本不動産学会の今年度業績賞を受賞した。同賞は新機軸を打ち出した不動産事業やそれに関わる制度の創設など、幅広い対象の中から優秀な業績を表彰するため平成6年に創設され、今年で20回目を迎える。事業規模や主体を問わず国内外の金融・流通・運営・調査・出版などのソフト部門の業績、さらに開発などのハード部門における事業推進上のアイディアなどの業績も受賞の対象となる。
「泉パークタウン」は総開発面積約1070haで、「人と自然の調和した快適な住環境」と「住む」、「働く」、「憩う」、「学ぶ・集う・楽しむ」といった多彩な生活機能を備えた複合型の街づくりをテーマに、昭和49年から分譲を開始。現在9709世帯、2万6237人が居住している。今回の受賞について、三菱地所は暮らしの要素であるトータルバランスのとれた街づくり、コミュニティ形成を重視した街並み設計、「シビルライセンス(環境共有権)」という土地単体ではなく街全体の分譲という考え方に基づく居住者による街づくりへの主体的参加意識の醸成といった理念が評価を受けている。また、泉パークタウンサービスは街全体の統一性、機能性、安全性、快適性などを「日々の暮らし」と「街の環境」の両側面から支える取り組みが評価され、受賞に至っている。