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コロナウイルス消毒センター 作業員拡充し一都六県で対応
2020.04.13 16:55
コロナウイルス消毒センター(東京都新宿区)は、新型コロナウイルスに関する消毒作業の提供を1都6県(東京・埼玉・神奈川・千葉・山梨・群馬・ 栃木)に拡大した。
同センターは新型コロナウイルス等の感染症に関する消毒作業の専門団体で、SARS、ノロウイルスなどの消毒作業業者の有志が共同で設立した。次亜塩素ナトリウム、次亜塩素塩、次亜塩素水、次亜塩素製剤を使用しての殺菌消毒作業およびエタノール、IPAアルコールなどのアルコール類薬剤使用によるアルコール消毒作業を行っている。複数回消毒という独自の消毒マニュアルにより、完全消毒作業に対応できるという。作業後は、同センター発行の「消毒済完了報告書」も発行される。
消毒依頼の増大により作業受付を停止していたが、このたび作業対応従事者数を55名に拡大したことで受付を再開。関東に作業班を10班を置き、消毒マニュアルにより安全な消毒作業を実施していく。都内でのウイルス感染者発生以来、これまでも都内各所のクラスター事案に対応を開始し、2~3月末日までの作業実績は延べ230カ所以上にのぼる。作業が可能な時間帯は24時間。施設の完全消毒により、新型コロナウイルスによる2次感染を迅速に阻止することを目指している。