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新築複合施設で開業延期相次ぐ

2020.04.13 17:12

「ウィズ原宿」は5月28日開業へ
　ＮＴＴ都市開発（東京都千代田区）は、渋谷区神宮前で開発を進め、今月２５日に開業を予定していた複合施設「ＷＩＴＨＨＡＲＡＪＵＫＵ（ウィズ原宿）」開業を５月２８日に延期する。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う日本政府の緊急事態宣言及び東京都知事からの要請が出されることを受け、来場者や出店テナント、パートナー企業をはじめとする関係各社の従業員の安全を最優先に考慮した。
　建物を同じくする賃貸レジデンス「ＷＩＴＨＨＡＲＡＪＵＫＵＲＥＳＩＤＥＮＣＥ」は２月２７日より公式サイトにて入居募集を開始しているが、こちらは現時点で５月下旬の入居開始予定に変更はない。
京都「新風館」開業は5月21日に延ばす
　また、京都市中京区で開発を進め、４月１６日に開業を予定していた複合施設「新風館」について、入居する「エースホテル京都」を含む全館の開業を５月２１日に延期した。新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念にともない、来館者や出店者、パートナー企業をはじめとする関係各社の従業員の安全を最優先に考慮した結果としている。
「有明ガーデン」は5月15日に延期
　住友不動産（東京都新宿区）ならびに羽田エアポート都市開発（東京都新宿区）は、東京都内の大規模複合施設「有明ガーデン」、「羽田エアポートガーデン」を４月下旬に向けて開業すべく準備を進めてきたが、今月７日、新型コロナウイルス感染症に関して発令される緊急事態宣言ならびに東京都をはじめとする各自治体からの要請を踏まえ、両施設の開業を延期した。変更後の開業日は「有明ガーデン」が５月１５日、「羽田エアポートガーデン」は本年夏頃を予定している。
「カイタックスクエア」5月中旬開業目指す
　カイタックホールディングス（岡山市北区）では、今月２８日に福岡市天神で開業予定だった複合施設「ＣＡＩＴＡＣ　ＳＱＵＡＲＥ　ＧＡＲＤＥＮ（カイタック　スクエア　ガーデン）」の全館開業を、５月中旬に延期する。当初予定した、開業に伴う内覧会等の催しに関しても、同様に開催を中止する。
　同事業は商業施設面積約８０００㎡、４階建ての物販、飲食、映画館、オフィス等を備えた複合施設。天神から福岡城へと続く欅通り（国体道理）を入り口とし、福岡城との緑のイメージを繋げる木々花に包まれた施設として設計。敷地内には、九州初上陸、福岡初出店、デビューといったニュース性の高い店舗、映画館や結婚式場、フットサル場やピラティススタジオといった地域居住者に質の高いライフスタイルを提供できるテナントが名を連ねる。
「アウトレット横浜」はめど立たず、当面休館
　三井不動産（東京都中央区）は、リニューアル工事を進めていた「三井アウトレットパーク　横浜ベイサイド」の開業を延期し、当面の間休館すると発表した。
　同施設は当初４月１０日にオープンを予定。新型コロナ感染症の影響から１３日に変更していたが、再度延期したかたちとなった。
　なお隣接地に建設していた「ユニクロパーク　横浜ベイサイド店」と「ジーユー」は、４月１０日のオープンを１３日に延期している。