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京浜急行 「品川駅周辺開発事業」トヨタ自動車が参画
2020.04.13 17:13
「品川駅周辺開発事業」にトヨタ自動車(愛知県豊田市)が参画する。今月7日、開発主体の京浜急行電鉄(横浜市西区)が明らかにした。京浜急行電鉄は敷地の一部をトヨタ自動車に譲渡し、共同で当該施設の開発を推進する。またトヨタ自動車が当該施設の一部を自社オフィスとして活用することについて合意した。
開発地は「品川」駅西側の約2万5000㎡。「京急EXホテル品川」を中心にレストランや結婚式場、店舗などからなる複合施設「シナガワグース」を全面的に建て替え、延床面積20万㎡超の、オフィス、MICE施設、商業施設、ホテルなどからなる複合施設を建設する。
「品川」駅周辺エリアは、さらなる国際化が期待される羽田空港へのアクセス性や、リニア中央新幹線の開通、隣接する「高輪ゲートウェイ」駅周辺開発との一体化など、都内有数の開発ポテンシャルを秘めたアリアとなっている。京浜急行電鉄とトヨタ自動車はこの立地特性を最大限活用すべく、開発ビジョンのさらなる具体化、実現化を目指す。またこれを機に、両社の連携を深め、沿線の活性化や相互の発展に資する取組みなども検討するとしている。
「品川駅周辺開発事業」の開発ビジョンとして、京浜急行電鉄では「品川の顔となるまちづくり」、「沿線にシナジー効果を波及させるまちづくり」、「交通結節点を活かした新たな交流を生み出すまちづくり」を掲げる。国際交流拠点にふさわしい複合施設に、国内外のグローバル企業や国際水準の会議・ホテル誘致を想定し、ターミナル駅前でありながら豊かな自然に恵まれた環境を生かしたまちづくりを目指す。