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ライナフ リーシング業務のテレワーク化を支援

2020.04.20 16:35

 スマートロックと不動産管理サービスを開発するライナフ(東京都千代田区)は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、テレワークを前提としたリーシング業務を請け負うBPO(Business Process Outsourcing)サービスを開始した。不動産管理会社に向け、オフィスに出勤せずに不動産リーシング業務が行える体制の構築とその支援を行う。
 不動産業界でもテレワークへの切り替えが増加しているが、各種ITツールの整備や操作の周知などが足かせとなり、スムーズにテレワークに切り替えられないという声が多いという。
 ライナフは2014年の設立以来、「不動産に確かな価値を」をビジョンに事業を展開。スマートロックやキーパッド、共用エントランスを自動解錠する「NinjaLockシリーズ」など、スマートロックを活用した不動産管理サービス、賃貸物件の空室情報をAIが自動応答する「スマート物確」、セルフ内覧サービス「スマート内覧」などの各種ソリューションを提供してきた。今回、これまでの実績とノウハウを生かし、属人化しやすいリーシング業務における働き方改革をサポート。現在の緊急情勢を受け、これまで培った専門的な知識・経験と各種ITサービスを組み合わせ、リーシング業務を請け負うBPOサービスを開始した。同サービスは、ライナフ側もテレワーク(在宅勤務)で行うことが前提となる。
 同サービスでは、入念なコンサルティングを通じて業務フローを洗い出し最適な形を提案。管理会社にとって、ボトルネックとなっている業務の改善案を導き出し支援する。




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