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ソフトバンクロボティクス AI清掃ロボットと清掃サポートを無償提供

2020.04.20 16:38

 ソフトバンクロボティクス(東京都港区)が、AI清掃ロボット「Whiz(ウィズ)」と科学的な清掃をサポートする「施設清潔度診断サービス」を無償で提供する。ウイルスへの対策意識や清掃業務に関するニーズの高まりにより、清掃業界や清掃員への負荷が高まっていることを受けて始めるもの。提供の対象は、医療施設などの生活インフラとされる6業種。
 同社はこれまでも「Whiz」の提供を通じて、人手不足や清掃業務の効率化といった清掃業界の課題解決に取り組んできた。また「隠れダスト」の存在や、床の清掃具合と空気中の清浄度(浮遊菌量)の相関性など、清掃に関してあまり認識されていない現状を改善するため科学的な清掃方法の構築も推進してきた。清掃従事者を対象とした同社の調査では、「現環境下で求められる清掃品質や清掃業務内容に変化があった」という回答が約56%、「現環境下での清掃業務に恐怖や不安を感じる」という回答が約57%となるなど、物理的な作業負荷だけでなく心理的な負荷も増加。特に生活インフラでは清掃へのニーズが高いため、清掃員への負担もより大きくなっている。
 今回は、清掃員および清掃業務の支援を目的に「医療施設、隔離施設」、「介護施設」「官公庁、金融機関」「小売(スーパーマーケット・ドラッグストアなど)」、「駅、空港」、「工場、物流」の6業種を対象に「Whiz」を無償で提供。加えて、科学的な清掃方法の確立をサポートする「施設清掃度診断サービス」を実施する。「施設清潔度診断サービス」では、床の清掃具合と空気中の清浄度を数値化。その結果を基にロボットと人間の清掃作業を効率よく分担させる方法を考え、清掃員の負荷を減らす解決策を提案する。
 申し込みは同社のウェブサイトから。申し込み期間は5月15日まで。無償提供期間は6月30日(予定)まで。




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