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不動産競売流通協会 競売不動産取扱主任者資格試験を開催
2013.10.21 14:31
不動産競売流通協会(東京都港区)は、12月8日に全国11都市で今年度の競売不動産取扱主任者資格試験を実施する。同試験の受験申込の受付期間は31日までとなっている。同試験には昨年約1700人が受験し、今年度の申し込み状況は既に1000人を突破し、出願時の企業アンケートによると、例年に比べ有名企業や大手企業、金融業界の受験者も多いという。
この競売不動産取扱主任者資格試験は、不動産競売の専門家として一般消費者に競売に対するアドバイス及びサポートができる不動産のプロとしての、必要な知識を身に着けることを目的に設立された。一般流通物件と裁判所競売物件では適用される法律に違いがあり、前者が宅建業法であるのに対して、後者は民事執行法に基づいている。試験は同法の専門知識などを踏まえた出題内容となっている。同資格試験は、今年度から従来受験資格とされていた宅建試験合格者の要件が撤廃され、より多くの人に受験する機会が増え、高度な不動産業務に従事することを目指す宅建主任者や、民事執行法の専門家である弁護士や司法書士、不動産の経済価値に関する専門家である不動産鑑定士、不動産業界・金融業界に就職を検討している学生などからの申し込みも受け付けている。
同資格試験は12月8日に、札幌・仙台・新潟・金沢・東京・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・那覇の11会場で開催され、受験費用は9500円となっている。