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住友不動産 「国分寺」駅北口での市街地再開発の特定建築者に正式決定
2013.09.16 12:09
住友不動産(東京都新宿区)は、今年6月6日付けで東京都国分寺市より「国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業」の特定建築者に選定されているが、今月5日に国分寺市と基本協定を締結し、特定建築者として正式に決定した。
同事業は、国分寺市が施行者となり、JR中央線・西武国分寺線・西武多摩湖線「国分寺」駅北口駅前にふさわしい「にぎわい創出の核」となる施設や交通広場、道路などを整備し、中心市街地の商業振興および定住と交流の促進に寄与する快適な都市空間を創出することを目的としている。同社は施行者である国分寺市の定める事業計画に基づき、特定建築者として施設建築物の実施設計および建築などを行い、保留床部分の所有を目的とする敷地の権利を市から取得する。
計画は「国分寺」駅北口駅前の約2・1haにおよぶ広大なエリアを施行区域とし、市の整備する交通広場と同社が手掛ける施設建築物(西街区・東街区)で構成される。建築が予定される地上30階建て以上、住宅を中心としたツインタワーは制震構造を採用し、各棟の低層部には商業店舗が配置される。また、市民生活の利便性を高めるため、西街区には公益・業務フロアが設けられる予定である。多様な機能を備え、環境・防災にも配慮した延床面積約9万㎡(約2万7000坪)の大型複合再開発となっている。