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プロロジスがクローズ型私募ファンド組成 4物件を日通にリースバック

2020.05.11 16:35

 プロロジス(東京都千代田区)は先月16日、物流施設を投資対象資産とするクローズド・エンド型私募ファンド「Prologis Japan Core Logistics Venture」を組成した。投資先として、日本通運(東京都港区)が開発した物流施設4棟およびその土地を取得した。
 プロロジスが取得したのは「溝の口物流センター」、「九州医薬品センター」、「西日本医薬品センター」、「東日本医薬品センター」の4施設。
 「溝の口物流センター」は、敷地面積4万1700㎡、延床面積約4万9900㎡で昨年11月に竣工。「九州医薬品センター」は、敷地面積1万4200㎡、延床面積約1万7300㎡で、今年7月の竣工を予定。「西日本医薬品センター」は、敷地面積3万2400㎡、延床面積約6万3600㎡。竣工は11月を予定している。「東日本医薬品センター」は、敷地面積5万500㎡、延床面積約6万5400㎡。今年12月に竣工を予定している。4施設とも日通が賃借し、プロロジスがPMおよびAM業務を受託する。
 日本通運は前記4物件を合計500億円超でプロロジスに譲渡取得することで合意し、今年1月末日に基本合意を締結した。  4物件の取得資金は、銀行借り入れのほか、プロロジスと国内大手機関投資家による出資金を充てたという。




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