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ジャパンリアルエステイト投資法人 資産の譲渡・取得を発表
2013.08.19 17:15
ジャパンリアルエステイト投資法人(東京都千代田区)は9日、国内不動産の取得ならびに譲渡を発表した。
取得したのは、京都市下京区に立地する「四条烏丸センタービル」で、取得価格は44億円。売主は三菱地所(東京都千代田区)であり、取得予定日は9月3日となっている。同物件の建物規模は地上8階地下1階で、建物面積は9185・98㎡。同投資法人によれば、今回の取得決定に際し特に評価した点として「立地の優位性」と「競争力の高い築浅物件」の2点を挙げている。
譲渡したのは渋谷区千駄ヶ谷に立地する「日本ブランズウィックビル」の建物部分で、譲渡価格は12億2000万円。譲渡先は三菱地所で、契約日は今月16日となっている。同物件は昭和49年3月の竣工で建物規模は地上9階地下2階。建物規模は1万1957・38㎡であり、同投資法人ならびに同物件に隣接する敷地の所有者(三菱地所ほか)は、隣接する複数のビルを共同で建替える可能性について検討を行い、将来的には新ビルへの建替えが不可避と結論付け、同物件を売却しリスク回避に努めることが投資主価値の向上に資するとの結論に至ったとしている。