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小学館 「小学館ビル」建替えを惜しむ直筆イラストが話題に 「日本一豪華な落書き」に見物客多数訪れる

2013.08.19 17:35

 総合出版大手で「週刊少年サンデー」や「ビックコミック」など、多くの人気雑誌の発行で知られる小学館。東京都千代田区一ツ橋に立地する同社の本社社屋前には、連日多くの漫画ファンがつめかけている。同ビルは昭和42年に竣工し、建物規模は地上9階地下3階で、当時「週刊少年サンデー」の看板作品であった「オバケのQ太郎」にちなんで「オバQビル」という愛称でも親しまれた。しかし、東日本大震災を契機として耐震強度の見直しにより建替えが決定。建物の解体工事は9月に着手され、平成28年春に新本社ビルが完成する予定である。
 建替えによる現社屋の取り壊しを惜しみ、同社にゆかりのある人気漫画家が集結。建物1階のロビースペースに、直筆によるイラストが描かれた。この「日本一豪華な落書き」が話題を呼び、解体工事を控えた現社屋の前には、連日多くファンなどが訪れている。1階ロビースペースの壁や柱、窓ガラスには、「20世紀少年」などの代表作で知られる人気漫画家の浦沢直樹さんら総勢25名が惜別のイラストを寄せ、「ドラえもん」や「Q太郎」、「ピカチュウ」、「江戸川コナン」などの人気キャラクターが描かれている。
 同社では撮影に訪れたファンへの配慮として毎日20時までロビースペースを点灯。当初は16日までとされていたが、好評の声を受け24・25日の2日間限定で、ロビースペースを一般公開することが決定している。




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