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ジョーンズ ラング ラサール 世界の不動産投資額1210億ドルに 日本市場への投資額も急増
2013.08.05 15:33
総合不動産サービス大手のジョーンズ ラング ラサール(本社・米国イリノイ州シカゴ)がまとめた投資分析レポート(2013年第2四半期)によると、世界の不動産投資額は前年同期比から10%増の1210億ドル、日本の不動産投資額も前年同期比85%増の102億ドル(円建てでは前年同期比129%増の1兆90億円)となったという。また、2013年上半期投資額は前年同期比54%増の209億ドル。円建てでは前年同期比85%増の1兆9880億円となっており、2012年通年の投資額である1兆9800億円を2013年上半期の段階で突破したことになる。この主な理由としては「投資口価格上昇を背景に引き続き、J―REITの物件取得が相次いだことに加え、私募ファンドや海外投資家の活動も活発化していることが挙げられる」と同レポートでは分析している。
また、2013年上半期に最も取引が活発だった都市はロンドン、ニューヨーク、東京の3都市という結果になった。特に東京における投資活動が活発化し、2013年上半期取引額は上位2都市と並び、100億ドル超(106億ドル)のレベルに至った。