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東京建物 「京橋環境ステーション」にて講演会・パネルディスカッションを実施

2013.07.22 16:10

 開発事業主の京橋開発特定目的会社、第一生命保険(東京都千代田区)、片倉工業(東京都中央区)、清水地所(東京都中央区)、京橋三丁目特定目的会社、ジェイアンドエス保険サービス(東京都中央区)の6社およびプロジェクトマネジメント業務を受託している東京建物(東京都中央区)が京橋三丁目で開発した大規模複合ビル「東京スクエアガーデン」では環境に配慮したビジネス環境の構築と東京の都市環境の向上を目指し、同ビルの6階に「京橋環境ステーション」を開設した。
 「京橋環境ステーション」(全体運営者…東京建物)は同ビル周辺をはじめとする地域の中小ビルオーナーなどに対する省CO2・省エネ対策の相談窓口「エリアエネルギーマネジメントセンター」のほか、区民が様々な環境問題をわかりやすく学ぶとともに環境活動の機会と場を提供する施設「中央区立環境情報センター」や企業の最先端環境技術と同ビルにおける多様な環境技術の取組を紹介するショールーム「エコテクカン」の3つの機能により構成されている。
 開設にあたり、同ビルの5階「東京コンベンションホール」の大ホールにて7月16日に中小既築建築物省エネ化フォーラム主催によるオープン記念講演会を開催。
 まずは東京建物の理事である碓氷辰男氏が開会の挨拶を述べた。
 「『東京スクエアガーデン』は環境に配慮した最先端の建物となっており、約3000㎡が緑に覆われているほか、太陽光発電や地中熱の導入など様々な省エネ対策を実施しております。また、技術的な取り組みだけではなく、地域全体の省エネの意識を高めることを目指し、当ビルの6階フロアに『京橋環境ステーション』を開設いたしました。公民と連携して運営を行い、街の活性化に寄与して参りたいです」
 その後、芝浦工業大学工学部の教授である村上公哉氏の記念講演とともに、同氏がコーディネーターを務め、パネリストとして都市づくりパブリックデザインセンターの理事長の小澤一郎氏、早稲田大学理工学術院の教授の高口洋人氏、中小既築建築物省エネ化フォーラムの専務理事の中丸正氏によるパネルディスカッションを実施した。
 記念講演会終了後、「京橋環境ステーション」の見学会や関係者などが集まった懇親会が行われた。




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