週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
異なる特色のコワーキングスペース「いいオフィス」が2店舗同時オープン
2020.05.18 17:28
コワーキングスペース事業を展開するいいオフィス(東京都台東区)は、神奈川県藤沢市で地元情報誌「フジマニ」や広告デザイン等を手がけるフジマニ パブリッシング(神奈川県藤沢市)と提携し、コワーキングスペース「いいオフィス藤沢by NEKTON FUJISAWA」と、「いいオフィス藤沢by NEKTON KITAGUCHI」を2店舗同時にオープンした。
NEKTON(ネクトン)とは、クジラや魚などの遊泳生物を指す学術分類名。自分で泳いで、自分の道を切り拓くスタートアップやフリーランサーを応援したいという思いが込められたネーミングだという。
「いいオフィス藤沢by NEKTON FUJISAWA」は、「藤沢」駅から徒歩3分。時間単位で利用するドロップインがメインで、デスクはフリーアドレス制。併設されたカフェは日替わりで運営店舗が変わるため、ランチタイムや仕事後のディナーなどさまざまな店の味が楽しめる。さらに定期的にイベントも開催し、親子でカフェを楽しむ企画も予定。大人も子供も楽しめるコミュニティーが生まれる場所としても機能させていく考えだ。
一方、「藤沢」駅北口に近い「いいオフィス藤沢by NEKTON KITAGUCHI」は、「藤沢」駅徒歩5分。固定席利用や曜日に応じて会員限定利用日を設けるなど、作業に集中できるシステムを取り入れている。大小2つの会議室、鍵付きロッカー、個別ポストが備わっており法人登記も可能。オフィスとして欲しい機能を充実させるだけでなく、託児所と提携することで子供を預けながら安心して仕事ができる。
運営するいいオフィスでは、異なる特色を持つ2つのスペースを目的に応じて使い分けてほしいとしている。起業家やフリーランスだけでなく、テレワーク導入により地元に近いスモールオフィスを求める企業の利用も可能だ。
いいオフィスは東京都内を中心に横浜、埼玉、長野、広島、大阪、神戸、壱岐、フィリピンなど、国内・海外含めて57施設を運営し、今年前期には100施設オープンを予定している。