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NTTグループと仙台市 「都心部の活性化に関する連携協定」を締結

2020.05.18 17:40

 仙台市とNTT東日本宮城事業部(仙台市若林区)、NTTアーバンソリューションズ(東京都千代田区)は5月13日、仙台市の都心部活性化に向けた連携協定を締結。「せんだい都心再構築プロジェクト」を立ち上げた。
 仙台市では市内総生産を押し上げてきた復興需要が終息しつつあり、経済活動や交流の中心舞台となる都心の機能強化や、建築物の老朽化といった課題が顕在化している。「せんだい都心再構築プロジェクト」はこのような課題に対応するため、NTTグループが2023年竣工に向け開発中の「NTT仙台中央ビル(仮称)」や東北大学青葉山新キャンパスに建設される研究施設「次世代放射光施設」などを核としたネットワーク創成し、イノベーションの創出やスタートアップ拠点形成、街の回遊促進などに取り組むもの。仙台市都心部の再構築を目的に、老朽建築物の更新への対応(各種助成制度や容積緩和)など緊急性の高い取り組みも展開していく。
 またNTTグループでは、同プロジェクトと連動した「仙台エコシステム」を中心とした街づくり事業も推進している。「次世代放射光施設」や、NTT東日本が開設した「スマートイノベーションラボ 仙台」、「NTT仙台中央ビル」をNTTグループのICTで連携させ、様々なビジネスの創出と地域課題の解決を実現していく。
 仙台市とNTTグループ両者が、各々のプロジェクトにおける取り組みを相互に連携・協力することにより、都心部の更なる活性化に向けた、新たな魅力や賑わいの創出を図ること目指す。




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