週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

野村不動産アーバンネット 「おうちでモデルルーム」サービスを導入 自宅で簡単にモデルルーム見学が可能に

2020.05.25 12:34

 野村不動産アーバンネット(東京都新宿区)は、販売する一部の新築マンションにおいて、顧客がモデルルームに来場した際の各種案内をオンライン上で提供する「おうちでモデルルーム」サービスを開始した。
 同サービスは、NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューション(東京都品川区)が提供する「ビデオトーク powered by 空電」のビデオ通話を利用して、マンション販売に関連する各種サービスを提供するもの。顧客はモデルルームや不動産仲介業者の店舗に出向くことなく、自分のスマートフォンやパソコン、タブレットから専用のURLにアクセスするだけで、販売担当者と直接ビデオ通話ができる。専用アプリのダウンロードや会員登録は不要で、その手軽さから幅広い利用につながると期待されている。
 同サービスでは、これまでモデルルームに来場しなければ提供できなかった物件に関する情報や、専用に撮影されたモデルルーム動画、建物模型動画、最寄り駅からマンション建設地までの周辺環境動画なども閲覧可能だ。新型コロナウイルスとの共存、新しい生活様式が示される中、様々な事情でモデルルームに足を運ぶことができない顧客も多い。野村不動産アーバンネットはそうした環境の中にあって、いち早く顧客の利便性や満足度の向上を目指す。
 まずは、現在販売中の新築マンション「アトラス築地」、「バウス津田沼」、「リビオ府中寿町」の3物件からスタート。これらの物件に問い合わせた顧客に対して案内を開始するとともに、今後順次、各物件の公式ホームページで予約を受け付ける。
 また、同様の取組みを「野村の仲介+(PLUS)」店舗でも導入する予定で、今後もICTを活用した取り組みを積極的に推進し、顧客の役に立つ不動産サービスの提供を目指していく。




週刊不動産経営編集部  YouTube