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長谷工コーポレーション 白金一丁目東部北地区再開発の都市計画承認
2013.06.24 17:14
白金一丁目東部北地区市街地再開発準備組合の事務局を務める長谷工コーポレーション(東京都港区)は、6月17日に開かれた港区都市計画審議会で、白金一丁目東部北地区における「地区計画」及び「第一種市街地再開発事業」の都市計画が承認されたことを発表した。
白金一丁目東部北地区市街地再開発準備組合は、東京メトロ南北線・都営三田線「白金高輪」駅に近接する約1万8000㎡の再開発地区で、最高高さ約156mの超高層マンションなど3棟からなる住宅・工場・オフィス・病院・店舗を集約した複合的なまちづくりを推進している。まちづくりの目標として同組合が掲げるのは、「良好な都心居住の推進」、「既存都市機能の維持・更新」、「安全で快適な都市基盤の形成」、「ゆとりと潤いのある水辺空間の創出」の4点。
また、同再開発事業において建築が予定されている施設は、敷地東側に高層棟(地下2階地上43階建て予定)を配置し、広場を挟んだ西側に中層棟1(地下2階地上14階建て予定)と中層棟2(地下1階地上7階建て予定)を設ける。この3棟を合わせた延床面積は約13万3700㎡で、住宅約1200戸のほか工場、事務所、病院、店舗などが入居する予定。これ以外に公共施設として道路(拡幅)、公園、広場などが整備される予定となっている。
準備組合では今後、都市計画を受けて、事業計画の策定、本組合の設立、権利変換計画の策定に向けた取り組みを推進してまいります。これらが順調に進めば、平成27年度に着工し、平成31年度に完成する予定。