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東京都 竹芝地区都有地の再開発事業者が決定

2013.06.10 14:46

 民間活力により複数の都有地の総合的活用を図りながら都市再生を推進することを目的として展開している「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」において、東京都は平成24年7月に公表した事業者募集要項等に基づき提出された提案書について、審査委員会の選定を受け、事業予定者を決定したことを発表した。
 同事業は、既存施設の除却スケジュールに合わせ、事業者が東京都公文書館跡地・東京都計量検定所跡地・東京都立産業貿易センター浜松町館跡地(合計1万5600㎡)の3都有地を定期借地権により、順次借り受け、都有地活用事業および事業期間を通したエリアマネジメント業務を実施することで、地区の魅力を高め東京の都市再生に寄与することを目的としている。なお、事業期間は、基本協定締結の日から、活用都有地における定期借地権設定契約の期間満了日までとしている。
 今回決定した事業予定者は、東急不動産を代表企業に、鹿島建設、久米設計の3社による「Team 竹芝の大樹」。計量検定所跡地と産業貿易センター跡地には、業務・商業・産業貿易センター・コンテンツ関連施設等の用途が予定される民間複合施設が建設される予定。また、公文書館跡地には、賃貸住宅・商業・保育所・サービスアパートメント等の複合施設の建設が予定されている。




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