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テレワーク対応家具付きマンション「ビジネスレジデンス」の契約数がサービス開始3カ月で300件を突破
2020.06.15 16:50
レジデンストーキョー(東京都渋谷区)は6月10日、マンスリーマンション転用のテレワーク対応型家具付きマンション「ビジネスレジデンス」の契約が、3月13日のサービス開始以来3カ月で300件を突破したと発表した。それを受けて、分散型サテライトオフィスとして複数名でも利用できるようサービス内容を拡充した。
同社は東京都内で約800室の「ビジネスレジデンス」を運営中。新型コロナウイルスの影響により、テレワーク、リモートワーク導入が進んでいるなか、自宅やホテルでのテレワークは、「家族がいて集中できない」、「Wi-Fi速度が遅い」、「ソファやテーブルしか無く長時間の業務が難しい」、「印刷機器が無い」といった課題も顕在化している。
同社の「ビジネスレジデンス」はワンルーム型完全個室で、1カ月から賃貸できる。全室東京23区内の駅徒歩10分圏内で、ノートPCと書類を広げても十分なスペースのワークデスク(幅90cm×奥行45cm)とチェアを完備。プリンター・スキャナー機能搭載レーザー複合機、WEB会議用ヘッドセットのレンタルも可能だ。光回線の高速Wi-Fiをデータ通信量無制限で利用でき、インターネット環境のセキュリティ対策も実施済み。ベッド・冷蔵庫などの基本的な家具・家電類は全室に設置されている。
分散型サテライトオフィスとして複数名での利用にも対応し、家具家電の撤去、入れ替え、追加も可能。また今後は、企業のBCP(事業継続計画)対応も想定し、「住居兼オフィスを事業所の近くに確保する」、「災害発生地域における従業員の避難先、仮住まい、仮オフィスとして利用する」等のニーズにも応えていく考えだ。また各物件においては、退去清掃後の換気清掃時の消毒、従業員の体調管理を徹底する。