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ミライト　ドローン新会社設立　建物の点検などでの活用目指す

2020.06.22 17:32

　通信インフラエンジニアリング事業を展開するミライト・テクノロジーズ（大阪市西区）は７月１日、ドローン事業を専門とする新会社ミラテクドローン（東京都品川区）を設立する。同社はドローンを「動くセンサー」と捉え、２０１７年よりドローン事業に参入していた。今回、ドローン市場の一層の拡大が見込まれていること、また業界トップクラスの高度で幅広いサービスを提供する技術及び人材などの体制が整ったことから新会社の設立に至った。アライアンス、販売・システム、人材・スクールの３つの領域でビジネスを展開する。
　１７日に行われた記者発表会では代表取締役社長の高畠宏一氏は大阪本社よりオンラインで出席し、「今年この６月１５日で６０周年を迎えます。大きな一歩を踏み出すということで、さらなる発展につながることを目指す」と冒頭の挨拶があった。
新会社の代表取締役社長就任予定のドローン事業部・事業部長の佐々木康之氏は、「ドローンビジネスはこれから本格的に伸びる。特に点検・農業分野。法制度変更へ速やかに対応し、有資格者を戦略的に保有し新たなビジネスも検討したい」と設立の背景や新会社のサービス概要を述べた。
　また同部シニアアドバイザー中川守氏より、「ドローンパークマネージャー」、「ドローンウォーターチェッカー」、「ハイクオリティ・ターフマネジメントシステム」の３つの新サービスの概要について説明がされた。これらのビジネス展開により、初年度は３・２億円、５年後には１０・３億円の売上を目指す。