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GOYOH ESG不動産テックサービススタート コロナ下のライフスタイル対応を支援
2020.06.30 12:20
GOYOH(東京都新宿区)とASTERISK(大阪市淀川区)は共同で国内のCRE不動産所有者・運用者向けのESG+不動産テックサービス「EaSyGo」のベータ版サービスを開発したと発表した。7月から北海道ニセコのラグジュアリーリゾート施設や東京都心部のオフィス、商業施設、レジデンスでの実証実験を開始する。
「EaSyGo」は国内の収益不動産向けのソフトESGサービス。ESGと持続可能性を不動産テナントのライフスタイルへ提供し、独自のESG施策を目指す不動産オーナー向けのものとなっている。上場リートが運用する不動産をはじめとした、約430兆円市場と推定される国内のCRE不動産市場の不動産所有者・運用者(B)へのBtoB、および不動産テナント(C)へ向けたBtoBtoCのサービスとなる。
主な機能としては、不動産とその利用者の関連するカーボンフットプリント(温室効果ガス排出量)を解析し削減・相殺プラグラムの提供やESG目標のテナントへの啓蒙、各物件・施設固有の目標達成への具体的な方法の不動産オーナーやテナントへの提供、ESG・健康性・生産性と持続可能性を念頭にした各種ライフスタイルサービスの提供などとなっている。
社会的効果、経済的効果も期待される。同社では「ウィズコロナ、アフターコロナ時代のライフスタイルに対応した、テナントにとっての健康や新たな生活様式、ライフスタイルに適したコンテンツ・サービスを提供することにより、不動産オーナー・テナント・コミュニティにとっての新時代の共通のゴールと利益を実現する」としている。実証実験での結果が注目される。