週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

内装付き、賃料はオフィスの座席数で決定「ヤドカリオフィス」スタート

2020.07.06 16:14

 イロファースト(東京都中央区)は、働き方改革や新型コロナウイルス感染症の拡大により変化していくオフィスニーズに対応した「YADOKARI OFFICE(ヤドカリオフィス)」の提供を開始する。
 オフィスを分散、縮小移転して経費削減につなげる動きが増えている。しかし移転後の新オフィスに働きやすさやデザイン性を求めると、結局大きな負担をかかえることになってしまう。
 「ヤドカリオフィス」は賃貸オフィスを利用し、レイアウト設計費用、内装造作工事費用、インフラ費用をかけずに自社オフィスとして利用するサービス。自社オフィスでありながら、インターネット環境や什器備品完備、自由度の高いオフィスレイアウトが可能で、賃料設定は「働く人数に合わせた席数」によって決定される。机や椅子等のオフィス備品を完備し、引越し直後から業務を開始できる。
 レイアウトは社員数や仕事内容に合わせてカスタマイズが可能。快適なオフィス空間を保つことで従業員エンゲージメントの向上に繋げることもできる。
 立地は東京、神奈川、千葉、埼玉を中心に全国から希望の立地を選ぶことが出来る。完全個室のビルでセキュリティ面も安心して利用でき、退去時の原状回復も不要。
 「ヤドカリオフィス」という名称には、多くの企業が成長や形態の変化に合わせて、やどかりが貝殻を変えていくのと同様に、自由にオフィスを利用してもらいたいという想いが込められている。




週刊不動産経営編集部  YouTube