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NTT都市開発のシェアスペース事業「LIFORK原宿」オープン

2020.07.06 16:19

福岡を皮切りに地方都市にも展開へ ニューノーマルへの対応支援
 NTT都市開発(東京都千代田区)は、2018年4月より展開するシェアスペース事業「LIFORK」において7拠点目となる「LIFORK原宿」を7月1日にオープンした。
 「LIFORK原宿」は、6月に開業した複合施設「WITH HARAJUKU」の3階に誕生。フレキシブルに利用できるシェアスペースとなる。会員制コワーキングスペースのほか、30分単位で利用可能な約240㎡のレンタルスペースを提供。展示会やイベント等で利用できる約300㎡のホール「WITH HARAJUKU HALL」との連動利用も可能だ。
 空間設計は、人間的尺度のデザインを追求する設計事務所sinato(東京都世田谷区)が担当。同じ空間にコワーキングスペースとレンタルスペースの機能を持たせるため、一体的に利用できるワンルーム空間を生み出している。また、可動家具を用いて全ての家具の収納を実現。様々な空間で働く場をつくるという「LIFORK」の考え方に基づき、外部空間も積極的に活用するテラス一体型デザインも採用した。
 今回のオープンとあわせて、「LIFORK」の地方都市への展開も発表。2021年には地方初となる展開を福岡市からスタートし、現在NTT都市開発が開発を進めている「福岡・今泉公園前プロジェクト」の1~2階に「LIFORK今泉(仮称)」を開業する予定だ。
 新たなチャレンジとして「はたらく×食」をキーワードに複数のシェフが厨房をシェアして腕を振るうシェアキッチンも計画。多様なスタートアップの成長をサポートするシェアオフィスとなる。
 NTT都市開発は今後もリモートワーク需要が広がる中、首都圏のみならず地方都市においても同事業を強化。より快適なワークプレイスを提供するとともに、地域社会のニューノーマル(新常態)への対応を支援したいとしている。




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