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三菱地所 ワーケーションの新ポータルサイトを開設
2020.08.03 15:29
三菱地所(東京都千代田区)は、新型コロナウイルス収束後のワーケーション需要拡大を見据え、ワーケーション施設情報・関連自治体情報の収集から施設予約までワンストップで利用できる「三菱地所のWORK×ation ポータルサイト」を7月27日に開設した。開設に際して、ワーケーションに注力している和歌山県および広島県福山市とも連携し、各自治体のワーケーション情報も掲載している。
昨今、場所や時間を柔軟に選択するワークスタイルが広まる中、人が集う「意義」が改めて問われている。同社では2018年8月にワーケーション事業をスタート。これまでもフレキシブルなワークスタイルに対応する商品・サービスの拡充に努めてきたが、いま働く場における集う意義に改めて注目。テナント企業等が抱える「生産性の向上」、「社員の企業満足度向上」、「人材雇用力の強化」、「イノベーションの創出」等の課題解決に資するソリューションを提案するとともに、地方と都市の新たな関係を構築するべく同サイトの立ち上げに至った。
同サイトでは施設予約機能に加えて、JTB(東京都品川区)と連携することで都心では体験できないチームビルディングのためのアクティビティやCSR活動をパッケージ化して提案する体制を整備。ワンストップで自社に合ったワーケーション旅程を構築・発注する機能も備えている。また、自治体発信の関連情報や同社のオフィス情報総合サイトとも連携。今後は同社運営以外のワーケーション施設の情報も掲載予定。
同社はこれまで東京・丸の内を中心に多くのまちづくりを手掛けてきたが、今後はその知見やノウハウを生かしたワーケーション事業にも力を入れ、多様なワークスタイルやイノベーション創出を支援する。更に地方創生に寄与する取り組みも行っていく考えだ。