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YKK不動産 旧社屋跡地にビルの新築工事を着工
2013.04.01 17:22
YKK不動産(東京都千代田区)は3月4日、千代田区神田和泉町に所有する旧社屋跡地にて地鎮祭を執り行い、「(仮称)YKKビル」の新築工事に着手した。
「(仮称)YKKビル」は約100億円の総工費が掛けられ、安全性と機能性に優れた免震構造を採用しているほか、自然採光や輻射空調など環境に配慮し、大幅な省エネルギーを推進している。また、アルミ建材メーカーのYKK AP(東京都千代田区)の技術力とアルミの素材感を生かした外装デザインを採用し、メンテナンスが容易な設備システム導入のサステナブルかつ長寿命な建物を実現している。
同ビルの規模は、地上10階地下2階建てとなっており、敷地面積が2428・83㎡、延床面積が2万885・41㎡。施工は鹿島・戸田・大和ハウス工業建設共同企業体が担当し、平成26年の竣工を目指している。
なお、同ビルの完成後、ファスナー市場の世界最大手のYKK(東京都千代田区)およびYKKグループの建材事業を担うYKK APの本社および関連会社がオフィスを構えるほか、テナントの一部として、りそな銀行秋葉原支店が入居する予定である。