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阪急電鉄のBTS型物流施設
2020.08.11 14:51
阪急電鉄(大阪市北区)が京都市南区上鳥羽で開発を進めてきたBTS型物流施設「ロジスタ京都上鳥羽」が先月31日に竣工し、1日から稼働した。
「ロジスタ京都上鳥羽」は、名神高速道路「京都南IC」から約1・4km、第二京阪道路「上鳥羽IC」から約600mに立地し、国道1号や171号からも至近で、京都府内をはじめ関西圏広域への配送にも至便。また近鉄京都線「上鳥羽口」駅から400mと徒歩圏内にあり、施設内で働く従業員の通勤利便性も高い。
建物は敷地面積6995㎡、延床面積1万4482㎡、地上5階で倉庫は4層。1階倉庫部分は低床式バースとし、10mの大庇を設けた荷捌きスペースを確保して荷役業務の効率化に貢献。大庇には荷重2・8tの天井クレーンを設置し、建材等の重量物もスムーズに取り扱うことができる。
このほか、施設内には、荷物用エレベーターと垂直搬送機を各2基ずつ設置しており、貨物の搬送作業を効率良く行うことができる。
1階エントランスには、京都の伝統的な手法により作られた「京からかみ」を壁紙として使用し、地域との共生と、京都という地域ならではの趣ある風合いを演出している。