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京急グループのRバンク モンゴルでマンションサブリースを開始
2020.08.11 14:57
京急グループのRバンク(東京都目黒区)は、モンゴルの首都ウランバートル市でマンションのサブリース事業を開始した。同市中心部のマンション、「Ambassador Residence(アンバサダー レジデンス)」のうち10戸をアパートメントハウスとして賃借し、サブリースする。京急グループとして、海外におけるマンションのサブリース事業は初。
Rバンクは2016年からモンゴル国内において、マンションおよびオフィスビル管理会社の設立や販売業務のコンサルティングを行ってきた。今回の事業展開は、同国における賃貸住宅市場調査および継続的な展開についての検討を兼ねて実施する。
モンゴルは世界有数の資源国であるほか、首都ウランバートル市近郊には新しい国際空港の開港を予定し、長期的な成長・発展が見込まれている。また、人口の半数以上がウランバートル市に集中。中心部の整備が急速に進んでおり、近年では日本企業もホテル事業や住宅事業に進出している。
同物件は首都ウランバートル市の中心部に所在。周辺には各国大使館や証券取引所、5つ星ホテル、ショッピングモール、ナショナルアミューズメントパークなどが建ち並ぶなど、政治・経済の中枢となる場所に位置している。現地住民に限らず各国大使館をはじめとする周辺施設で勤務する外国人など、中長期的な滞在にも最適の物件となっている。同社はこの事業を通じて、同国でのさまざまな施策を検討する。