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ダイビル ダイビル本館で竣工式が挙行 新・新ダイビルは再生事業に認定
2013.03.25 14:17
ダイビル(大阪市北区)が大阪・中之島で建設をすすめ、今年2月28日に完成を迎えた「ダイビル本館」の竣工式が開催された。
同ビルは関西電力などとともにすすめている「中之島3丁目共同開発」の第3期で、第1期の「関電ビルディング」、第2期の「中之島ビルディング」に続くもの。低層部では大正14年竣工の旧ダイビル本館の外観を復元するなど同社の長い歴史を感じさせるビルとなった。また竣工式に合わせ、敷地西側に設けた緑地の名称が「中之島 四季の丘」に決定した。
延床面積は4万8198㎡、敷地面積8579㎡、地上22階地下2階で、1~2階に商業施設、4階にはカフェテリアや貸会議室を設け、入居者の利便性向上を図る。4~22階がオフィスで、フロアの有効面積は約400坪。オフィスフロアには同ビルを施工した大林組の入居が決定しているが、約90年前に旧ダイビル本館を施工したのも大林組。ゴールデンウィーク明けの本格稼働後は大阪本店として機能する。なお商業フロアのグランドオープンは7月を予定している。
また同社が堂島で開発をすすめている「新・新ダイビル(仮称)」の開発計画が、国土交通省から民間都市再生事業として認定を受けた。こちらは延床面積7万5958㎡、敷地面積8427㎡、地上31階地下2階で、敷地内に緑地を設けるほか、周辺地域の公園の整備も合わせて実施される。工事完了は平成27年3月を予定している。