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ヤンマー 新本社ビル着工 最新環境技術を導入
2013.02.04 13:32
ヤンマー(大阪市北区)では、昨年3月に創業100周年を迎え、次の100年に向けて、創業の地である大阪・梅田に新本社ビルの建設の準備を進め、1月29日、同地にて起工式を行い本体新築工事に着工したと発表した。
大阪市北区茶屋町に建設される新本社ビルは、SRC造の地上12階地下2階塔屋2階で、およそ2万1000㎡という計画。中間免震構造などを採用し、災害対策を強化するほか、環境性能に優れたガスヒートポンプエアコンや、マイクロコージェネレーションシステムなどの自社製品を採用し、さらに太陽光発電システムなど数々の最新環境技術を導入し、「ZEB(Zero CO2 Emission Building)化」を目指す。
建築物の環境性能総合評価指標である「CASBEE 大阪みらい」においても最高ランクであるSクラスを実現する計画としている。
ビルの外観は、今後の100年という航海にこぎ出す同社ブランドの象徴として、船の舳先をイメージしたとしている。
竣工は平成26年10月を予定。建築主はセイレイ興産。竣工後は地下2階から地上4階が商業フロア、5階が中間免震階、地上6階から最上階がヤンマーグループの本社オフィスとなる計画となっている。