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郵船不動産 節電実績を競うコンテストなどを開催
2012.11.26 16:09
日本郵船グループ唯一の不動産会社である郵船不動産(東京都中央区)は、同社が自ら賃貸ならびにPMを展開しているオフィスビルなどの物件で昨夏から節電の目標値は引き下げたものの、引き続き無駄を省く節電に取り組んでいる。
今年の4月より「We are on the same boat(私達は同じ船に乗っている)」をスローガンに、テナントと協働で節電することで東京電力における電気料金値上げ分を吸収する試みを実施。対象とした全物件(計8物件、対象テナント役150社)で節電目標値をクリアし、値上げ分を吸収することに成功している。
その他にも、今年は楽しんで節電を行うことも目標に7月~9月の節電実績を競う節電コンテストなどを企画しており、節電実績が大きかった各テナントを一堂に会した「節電サミット」を10月29日に開催した。
節電サミットでは節電コンテストの上位5社とともに、ユニークな節電メニューを提案した企業を加えた計23社41企業が参加し、同社からの節電協力について感謝の意が示されたという。
また、節電サミットを介してテナントとオーナーの関係だけでなく、テナント同士の親睦が深まって共助関係が強化されるということでBCP対策という一面からも効果的な新たな試みとなっている。