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GMOクラウド スマートビルディング実証実験に参画 ビル統合管理システム「DBM」導入
2020.08.31 15:01
GMOクラウド(東京都渋谷区)は、Zeta Alliance(ゼタアライアンス)のスマートビルディングワーキンググループ(以下、スマートビルディングWG)が実施する、ビル統合管理システム「FOURTH WALL DBM(フォースウォールディービーエム)スマートビル管理システム(以下、DBM)」を用いたスマートビルディング実証実験に参画する。
この実証実験は、「DBM」にスマートビルディングWGに参画する有志企業7社の各プロダクトを連携させて行う実証実験で、神奈川県・横浜市の「イノテックビル」において実施される。
スマートビルディングWGでは、IoTを活用し、人やモノ・機器などのあらゆるデータを見える化・一元管理することで、ビルメンテナンス業界における省人化・自動化を図るべく、2019年1月よりスマートビルディングの実証実験を開始した。具体的には、「イノテックビル」内にZETA通信網とセンサーデバイスを設置し、オフィスビル等の建築物へのZETAの適用について検証を実施した。
そして今回は実証実験の第2フェーズとして、IoT向けLPWA通信規格「ZETA」を包含するビル統合管理システム「DBM」と、スマートビルディングWG参画7社共同で各社のプロダクトであるセンサーやカメラ、データを連携した実証実験を行う。
4月から、Zeta Allianceに参加しているGMOクラウドは、同実証実験に参画し、メーター点検業務をAIで効率化するサービス「hakaru.ai」のAIメーター読み取り機能のAPI連携を行う。これにより、ビルの設備機器の点検業務における、効率化・省力化に貢献する。
「イノテックビル」に設置する各種センサーから得られる、建物内の人員・設備・環境などのすべてのデータや情報を可視化するシステム「DBM」に連携することで、建物内のさまざまな機器およびシステムの運用・保守状況を集中的に監視する。
これにより、建物管理の最適化・運用コスト削減・作業効率の向上のほか、取得したデータの分析により新たな価値を創造する、スマートビルディングの実現を実証する。