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都心のあたらしい街づくりを考える会 国際都市・東京の未来を語り合う

2012.11.05 16:56

 森ビル(東京都港区)が会員として参加するNPO法人都心のあたらしい街づくりを考える会は10月30日、港区六本木の「六本木ヒルズ森タワー」内の「六本木アカデミーヒルズ タワーホール」にて「国際都心創造への挑戦~赤坂・六本木・虎ノ門・新橋地域のグランドデザイン~」と題しシンポジウムを開催した。
 このイベントは2部構成となっており、第1部では早稲田大学特命教授で同会の都市構造検討委員会委員長を務める伊藤滋氏による基調講演「赤坂・六本木・虎ノ門・新橋地域のグランドデザイン」が行われた。講演の中で、伊藤氏は「アークヒルズ」や「六本木ヒルズ」といった大規模な市街地再開発を通じて東京の都市の発展に寄与してきた、森ビル及び同社前社長の故・森稔氏の街づくりに対する理念や思想について紹介。「森稔氏は文化・芸術に造詣が深く、直線的な日本の超高層ビルのデザインに疑問を呈し、国際的観点に立った曲線的建築デザインのモチーフを、海外の著名建築家を招いて実現してきました。このことが、今日の東京が国際的な文化都心としての地位を確立した大きな要因となっています」と述べた。
 その後、第2部では「国際都心創造への挑戦」と題しパネルディスカッションが展開された。第1部に引き続いて伊藤氏がコーディネーターを務め、パネリストにはアド・コムグループ(東京都渋谷区)代表取締役社長のアンドレアス・ダンネンバーグ氏、建築家の隈研吾氏、「森美術館」館長の南條史夫氏、国際文化会館(東京都港区)理事長の明石康氏が登壇。様々な立場から、国際的な都市間競争が激しさを増す中での東京の今後の都市のあり方について意見が述べられた。




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