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東京流通センターに新規オープン　物流テック専用のコワーキングショールーム

2020.10.12 14:28

　三菱地所グループの東京流通センター（東京都大田区、ＴＲＣ）は、物流における課題解決を目的とした物流テックが集積するコワーキングショールーム、「ＴＲＣ　ＬＯＤＧＥ」を同社敷地内にオープンした。物流テックの展示を行う出展企業と、来場者間のビジネスマッチングを推進。物流業界の課題解決や出展企業間のコラボレーションによる新ビジネスの創出を目指す。
　ＴＲＣは１９６７年から５０年以上にわたり、東京・平和島で物流施設と展示場の運営を行ってきた。「ＴＲＣ　ＬＯＤＧＥ」は「物流テック×新しい展示のかたち」を提案する小規模・無人非対面のビジネスマッチング空間。これまでＴＲＣが蓄積した物流施設・展示場運営のノウハウを生かし、物流業界全体の効率化・高度化に繋がる商品や技術を常設展示する。
　物流テック常設ショールームには保管や仕分け、配送など物流に特化したテクノロジーを持つ９社が出展。それぞれの技術や製品、サービスを物流の工程ごとに展示しており、来場客は効率化・最適化の最新物流テックに触れることができる。
　展示された商品や技術に興味を持った際は、来場予約時に発行されたＱＲコードを展示ブースの機器にタッチするだけで出展企業の担当者と連絡が取れる仕組みも取り入れた。
　グループの三菱地所（東京都千代田区）と協力し、予約やマッチングの手続きも省力化を実現。「いつでも気軽に来場できるショールーム」を可能にしている。
　また、出展企業は併設の「セミナールーム・コワーキングスペース」でのセミナー開催に加え、新商品の実験やデモスペースとして貸し切りで使える「タイムシェア倉庫」も利用可能。既存商品の展示のみならず、新商品の開発や実験の場としても活用できる。
　ＴＲＣでは、今後も中長期視点での物流業界全体の課題解決・価値創造に寄与する取り組みを推進。多様化する利用ニーズにいち早く応えられる施設づくりと運営に取り組み、物流業界の変革へのチャレンジをサポートしていきたいとしている。