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「大阪大学グローバルビレッジ津雲台」竣工

2020.10.19 11:18

国際学生寮・教職員宿舎・民間付帯施設をPFI方式で整備
 大阪大学(大阪府吹田市)は、国際学生寮・教職員宿舎・民間付帯施設からなる「大阪大学グローバルビレッジ津雲台」を竣工し、供用を開始した。
 施設は、パナソニック ホームズ(大阪府吹田市)を代表企業とし、合人社計画研究所(広島市中区)、松村組(大阪市北区)で構成する特別目的会社「PFI 阪大グローバルビレッジ津雲台(大阪府豊中市)」が建設・運営を請負うPFI事業で整備した。
 総面積2万3805㎡の敷地に、大阪大学の施設と民間付帯施設を配置。国立大学における整備としては全国で最大級となる。
 大阪大学の施設(国際学生寮・教職員宿舎)は、敷地面積1万3253㎡、延床面積2万3037㎡。学生寮300室、独身者用教職員宿舎320室、単身者用教職員宿舎40室、世帯用教職員宿舎40室の計700室。
 民間付帯施設は、敷地面積1万551㎡、延床面積1万5493㎡。賃貸住宅、シェアハウス、社会福祉施設、医療施設、教育文化施設、福利厚生施設、貸駐車場で構成されている。
 国際学生寮は日本人学生と留学生が共に暮らす日留混住型の学生寮で、独自の教育プログラムも実施する。教職員宿舎もあわせ、留学生を含む学生や教職員が同じ場所で生活。活発なコミュニケーションを生み出す国際的生活環境を実現する。さらには地域交流を通じて新たな交流を芽生えさせ、「地域に生き世界に伸びる」グローバルな人材の育成を図る。
 民間付帯施設のシェアハウス「ライツアパートメントはパナソニックホームズが所有し、UDS(東京都渋谷区)が運営。居室に水回り設備を備え、フロア毎に共用スペースを設置。ライブラリーやワークスペースなども設けられ、充実した設備とゆとりある空間の中で自分らしい暮らし方が実現できる。また、社会福祉・医療・教育文化・福利厚生などの施設は、近隣住民にも開放。暮らしに役立つ地域交流を育むことを目指す。




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