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「日本橋三丁目スクエア」2021年竣工へ 高島屋SC隣接街区に東神開発初のオフィスビル
2020.10.19 11:29
高島屋(大阪市中央区)の子会社である東神開発(東京都世田谷区)は13日、「日本橋高島屋SC」の隣接街区で新規開発中のオフィスビル「日本橋三丁目スクエア」の詳細を発表した。
「日本橋三丁目スクエア」は東神開発によって開発される初のオフィスビル。高島屋グループが実施するまちづくりの総合戦略において重要な位置を占める開発とされ、「街のアンカー」としての役割を担う。本年2月に着工しており、竣工は2021年12月末を予定している。
開発地は東京メトロ銀座線・東西線および都営地下鉄浅草線「日本橋」駅より徒歩2分、JR「東京」駅からも徒歩7分。1389㎡の敷地に、地上12階地下1階、建築面積1111㎡、延床面積1万4138㎡のオフィスビルが誕生する予定だ。
建物外構には屋外アプローチ空間を確保し公共に開放する予定。またオフィスワーカーをサポートするカフェやコンビニを備える、快適な執務環境を創出する。建物で使用する電力は再生可能エネルギー由来の電力100%で運用。1階共用部には照明器具用として太陽光発電による電力を供給し、地中熱を利用した空調の運転を行うなど環境保全のためのサステナブルな取り組みも行う。
東神開発は、これまで同様に魅力ある商業施設の開発を進める一方、街の付加価値を高める「オフィス機能」や「レジデンス機能」の開発にも力を入れ、高島屋グループならではの魅力あるまちづくりを目指す。