不動産トピックス

クローズアップ 利用促進編

2020.10.26 10:24

 「どうすればリピーターが増えるのか」ということは、あらゆる事業者にとって一つの命題だろう。その手立ての一つとして利用促進のサービスがあげられる。建物やオフィスへの導入により、利用者が付加価値を感じられるような製品に着目した。

水自販機「ウォーターファクトリー」の最新型 ボトルのリユース&リデュースでプラごみ削減
 ウォーターポイント(広島市西区)は、水の自動販売機「ウォーターファクトリーWF」の最新型「V型シリーズ」を開発した。「ウォーターファクトリー」は、2000年5月に広島市内のスーパーに1号機を設置。高品質・低価格を武器に、全国のスーパーで着実に設置台数を伸ばし、累計約2400台が導入されている。
 新型水自販機「WF(ウォーターファクトリーV型シリーズ)」は、顧客が自らボトルを持参して無料で給水をして持ち帰るシステム。同製品は5種類の水を5種類のボトルで購入でき、数年間同じボトルをリユースすることで、来店顧客を伸ばすことを主の目的として導入されている。プラごみ削減に貢献するほか、ペットボトル生産本数削減と運送も必要なくなるため、CO2の削減にもつながる。
 他社の水自販機と異なるのは、水道水を高度水処理技術「逆浸透膜」でろ過したRO純水の無料サービスに加えて、深海ミネラル水の有料販売の選択ができること。さらに、RO純水に海洋深層水のミネラルをブレンドして、深海ミネラル水を作り出す。ミネラル含有量に応じて「軟水」「中硬水」「硬水」「プレミアム硬水」の4種類が選べる。中でも硬度600以上のプレミアム硬水は骨や歯の形成を助けるマグネシウムが1ℓあたり150mg含まれ、日ごろ健康を意識している人にお勧めの水となる。
 同社の従来型製品との違いについて、代表取締役社長の小早川克史氏は「一番の違いはIoTを駆使していることです。通信モジュールを標準装備、パソコンを内蔵、ボタンではなくタッチパネルによる対話式販売にしました。今まで現場に行かないと分からなかったデータ、稼働状況が遠隔で監視できます。安全・安心な水を常時監視し、メンテナンスに行く回数を減らすことも可能です。今まで現地で人をつけないと出来なかった水無料キャンペーンなども遠隔で可能となりました。タッチパネルは15・6型を採用し、待機中や給水中に特売情報など動画で流せます」と語る。
 現在、新型コロナウイルス感染防止等の対策として、人の手が触れるところすべてに抗ウイルスシートを使用。また、給水庫が1口のタイプWFV型)に加えて、コストメリットのある2口タイプ(WFV型W)も同時販売。オープン価格はWF V型が1台280万円、WFV型Wが450万円いずれも税別)。5年間のメンテナンスが無料になるプランも準備している。今月15日からスーパーをはじめ、ドラッグストアや大学、オフィス、工場などへの販売を目指す。

ブラビア「BZ40H/BZ」シリーズ4機種発売 会議やデジタルサイネージのディスプレイに最適
 ソニーマーケティング(東京都品川区)は、民生用テレビの開発で培った高画質・高音質の技術と、業務用途に役立つ機能を兼ね備えた法人向けブラビア4K液晶ディスプレイの新製品『BZ40H/BZシリーズ』を発売。会議室などのディスプレイや社員への情報伝達のためのオフィスサイネージのほか、商業施設や小売店舗での商品紹介やメニューの表示など、様々な利用シーンに対応できる。
 法人向けブラビアR『BZ40H/BZシリーズ』は、55V型から85V型までの大型サイズを展開。高画質・高音質機能に加え、業務用途ならではの縦置き、傾斜といった特殊な設置にも対応するほか、マルチタッチオーバーレイキット(STP―IR200シリーズ)と組み合わせることで、タッチパネルディスプレイとしての使用が可能。ブラビア本体にウェブベース(HTML5)技術を搭載しているため、セットトップボックスなしでデジタルサイネージ運用が可能。設置場所の自由度が高いことも特徴だ。
 また業務で円滑な運用を支援するプロモード(プロフェッショナルモード)を搭載。会議室ディスプレイ用途に便利な「信号検出による電源制御・入力切替」や、サイネージ用途で利用する際にいたずらを防ぐ「本体キー/リモコン使用の制限」など、利用シーンに合わせたカスタマイズが可能となる。PCやセットトップボックス、スイッチャーなどの外付け機器が必要だった複雑なシステムを本製品単体で可能にし、システムの簡素化とコストの削減に貢献する。

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