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博報堂プロダクツと日本エアロスペース コロナ感染者接触確認アラートを提供開始

2020.11.16 14:40

スマホ活用、イベントや商業施設向けに
 博報堂プロダクツ(東京都江東区)と、生体認証技術を活用したサービスを提供する日本エアロスペース(東京都港区)は、各種イベントや商業施設、飲食店等において、新型コロナウイルス罹患者発生時に来場した登録者全員に発生情報を伝え、注意喚起を行うサービスの提供を開始した。
 顧客は事前に発行したQRコードをスマートフォンで読み込み、来場日時を記録することが可能。入退場の記録だけではなく、来場者の行動履歴も把握できるため(読み取りリーダーの設置は最大10カ所)、従来のサービスに比べてより詳細な接触状況を把握することができる。また、アンケート形式による事前登録により、来場に必要な情報(健康状態等)をあらかじめ入手することも可能だ。受付等チェックポイントの追加や、1週間以上、月間、年間利用などのオプションも充実。他にも行動トラッキング(行動履歴データ分析)、SNS(電話番号)を用いた登録、外国語対応、顔認証QRコードチケットシステムなどが用意されている。
 また、参加者リストは、行政機関(保健所)からの依頼があった際に提出可能。感染情報の一斉送信はメールで行うため、SMS利用料等の追加費用はかからないという。
 博報堂プロダクツでは、今後も新型コロナウイルスの感染状況に応じて、安全を保持したい事業者向けに各種ソリューションを提供していきたいとしている。




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