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野村不動産「H1O 渋谷三丁目」開業
2020.11.24 11:19
小規模レンタルオフィス第5号物件 2022年までに15拠点へ拡大構想
野村不動産(東京都新宿区)は、従業員10名未満の小規模オフィスニーズに対応した「H1O(エイチワンオー)」の第5号物件として、「H1O 渋谷三丁目」を20日にオープンした。約7~52㎡の全32区画で、「渋谷」駅徒歩4分の好立地を確保した。
オフィスの縮小移転、分散化、集約化など、あらゆる企業でオフィスの見直しの動きが加速している。メーンオフィスの価値が問い直される今、野村不動産はブランディングの向上、従業員の定着や新たな人材獲得など、様々な側面から企業の成長に貢献するオフィスとして提案する。
「H1O 渋谷三丁目」は、シリーズの特長である24時間365日の利用、専有契約によるプライバシーやセキュリティの確保、有人レセプションサービスなどはそのままに、これから求められるオフィス環境を重視。開放的なワンルームラウンジや、社内外の交流の場「コミュニケーションパントリー」など、「集まる場所」としての機能を充実させた。
今後の新しい生活様式を見据え、室内用抗菌クロスや空気殺菌装置、除菌・脱臭デバイスといった感染対策サービスも実装。WEB会議用高性能カメラや360度集音マイクなどを貸し出すシェアリングサービスも開始し、増加する自転車通勤に対応して独立駐輪場も設置している。
野村不動産では東京都心5区(渋谷、新宿、中央、千代田、港)を中心として、2022年度までに同シリーズを15拠点まで拡大する予定。多様化するニーズに先駆け、より付加価値の高いオフィス空間を提供する構えだ。