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日本リージャス レンタルオフィス事業の拡充に注力

2012.10.01 10:37

 世界95カ国、550都市に約1200カ所のレンタルオフィス施設「ビジネスセンター」を展開するリージャス(本社・ルクセンブルク)は9月19日、都内でレンタルオフィス「オープンオフィス」を展開するビジネスバンク(東京都港区)を買収したと発表した。
 ビジネスバンクは港区の青山・赤坂エリアを中心に低価格のレンタルオフィス「オープンオフィス」を現在11カ所運営しており、今回の買収により、リージャスの日本法人である日本リージャス(東京都港区)が運営するレンタルオフィスは都内で29カ所、全国で38カ所となる。
 同社代表取締役の西岡真吾氏は「『オープンオフィス』は受付等の無人化などにより低価格化を実現したレンタルオフィスブランドで、当社の『ビジネスセンター』の利用者が主にグローバルにビジネスを展開するワーカーであるのに対し、サイズがコンパクトな『オープンオフィス』は起業家や少人数の企業が利用者の中心となっています。また、施設内を無人化したことにより、入居者の自治性が自然に芽生え、企業間交流が活発に行われる特徴を有しています。当社はこれまで『六本木ヒルズ』などプライム性の高い物件でのレンタルオフィス事業を展開してきましたが、当社とは違うカテゴリーで事業を展開してきたビジネスバンクと手を取り合うことによって、利用者の幅が大きく広がると認識しています。ビルの付加価値向上や空室対策としてレンタルオフィスの開設を検討されるビルオーナーの方々に対しても、建物の規模に応じて『ビジネスセンター』、『オープンオフィス』のビジネスモデルを提案できると考えています」と話している。




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