週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

三井不動産 ワシントンD.C.でオフィスビル開発用地取得

2012.09.03 18:05

 三井不動産(東京都中央区)は8月28日、米国子会社である三井不動産アメリカがワシントンD.C.におけるオフィスビル「(仮称)1200 17thストリートビル開発計画」の開発用地を取得したと発表した。
 同社グループは海外事業を成長分野の一つに位置づけ、米国ではニューヨーク、ワシントンD.C.、サンフランシスコの3都市において合計6棟のオフィスビルを保有し、賃貸事業を展開しているほか、ハワイにて「ハレクラニホテル」を含む2棟のホテル事業を行っている。今回の開発計画は、ワシントンD.C.のプライムオフィス立地であるCBD地区に所在し、市内でも有数の商業集積があるコネチカットアベニューに近く、主要幹線から数ブロックはなれた閑静な環境に立地している。また、三方道路の立地を生かした明るい採光計画とし、屋上にルーフバルコニー、地下にトレーニングジムを設置するなど、オフィスワーカーのサービス機能を充実させるとしている。三井不動産アメリカのワシントンD.C.におけるオフィスビル事業は、「1090バーモント(同社所有)」、「700 6thストリート(平成23年6月売却済み)」、「ホーマー・ビルディング(同社所有)」についで、今回の計画建物が4件目となる。所有する2物件については地元の有力デベロッパーであるアクリッジ社と所有・管理運営の共同事業を行っており、計画建物も同様となる。同社グループはワシントンD.C.をニューヨークと並ぶ米国の重要拠点と位置付けており、今度もアクリッジ社とのパートナーシップを強化し、更なる事業機会の獲得を目指すとしている。

PAGE TOPへ